「十三機兵防衛圏」をクリアした

十三機兵防衛圏がめちゃくちゃ面白かったので感想を書きます。ネタバレを含みます。

事前にはアドベンチャーゲームで評判が高いらしい、くらいの情報しか仕入れていなかったのですが、そういう情報が自分から仕入れなくても耳に入ってくるだけでもうすごい。

PS4 は持っていないのでなんとか PC 移植をと待っていたのですが、Switch に移植されたので即購入。

実際めちゃくちゃ良かったです。

13 人の主人公それぞれの視点でストーリーが進行して、それぞれが絡み合って一本の歴史になっているのが本当にすごい。

この手の SF ストーリーにありがち(といっても打越鋼太郎さんのイメージが強いだけ)な要素としてタイムトリップ、記憶操作、人格交換などなどいろんな要素が盛りこまれていて、トリックが明かされる度に「うわ~~これ好きなやつだ~~」とずっと言ってました。

特に、ロボットに人が乗れるわけないのは実際乗ってないとか、怪獣の存在やバトルの設定(メタスキルなど)はゲームシステムの流用によるものとか、場合によっては無くても良い設定にちゃんと理由があるのが好き。

メインのトリックが二重(年代ごとの区画と仮想世界)になっているのも本当に良いですね。年代が「セクター」と呼ばれていることにずっと違和感があったのですが、答えが分かったときはなるほどなあとなりました。

ただメインのストーリーが複雑過ぎて、一つ謎が解決されてもそういえば他のあれはどうなってるんだっけ?ともやもやが残って解決感が薄かった感じはしました。複雑さがこのゲームのすごいところでもあるのですが。

本筋に関係ない話は極力書かない作品って多いと思うのですが、そういう話に限って描かれない部分が気になります。細かく説明すると蛇足なのかなという気もして難しいですね。

でも 2188 年の説明がもっと欲しい~~~。

バトルの方はバランス調整がとても良くて、高難易度でクリアが難しいステージも 2,3 回再挑戦すればなんとかなるようになっていました。

無敵状態を維持しつつ戦えばいいことに気付く → ガーディアンつよい → さばき切れなくなってきて EMP の重要性に気付く → インターセプターつよい、という感じでした。試行錯誤と気付きで突破する感じが本当に気持ちよかったです。

あと「ゼノブレイド」にもあった戦闘中のキャラクター同士の声のかけ合いがあってそれもとても良かったです。

僕は濃厚なストーリーにちょっとしたゲーム性がついているゲームが本当に好きなのですが、これはその中でもゲーム性がストーリーの面白さに負けないほど面白い良いゲームでした。

DLC?の方はまだ見てないのと、これから考察サイトを読むのが楽しみです。